プレイベント

<その①>入場無料! 男はつらいよ 寅次郎紅の花
+ 琉球舞踊 & Milk[弥勒]ライブ

監督:山田洋次  (1995年107分

舞台は奄美。

阪神淡路大震災の直前、寅さんは奄美大島の加計呂麻島でリリー(浅丘ルリ子)と同棲していた…
『男はつらいよ』のシリーズ最終作。震災の被災地に立つ寅さんの「皆様、本当にご苦労様でした」という言葉は、俳優・渥美清の最期の台詞となった。
《タイムテーブル》
11:00 幕開き琉球舞踊/Milk[弥勒]ライブ/映画祭上映作品予告編
13:00「男はつらいよ 寅次郎紅の花」上映
  ※会場で沖縄物産や泡盛の販売。(協力:おきなわ物産センター、籠屋)


開催日時

<その②>琉球舞踊と三線に挑戦!


舞踊! 三線! 両方!! 体験してみませんか?

講師 舞踊:宇夫方路 三線:豊岡マッシー
※参加費:1,000円、または映画祭チケット1枚。
 舞踊、三線両方されても1,000円です。お得です。


【宇夫方路 プロフィール】
2003年 琉球新報琉球古典芸能コンクール舞踊部門最高賞受賞
2008年 教師免許取得
2014年 玉城流 喜天の会 宇夫方路琉球舞踊研究所を開設
【豊岡マッシー プロフィール】
沖縄県宮古島生まれの首里育ち。イチャリバーズリーダー。
ロックバンドのキーボードを経て沖縄民謡へと回帰。二胡、三線、島太鼓、パーカッションで沖縄系ミュージシャンのサポートや民族系セッションなど多方面で活動。マルチなアーティスト。


開催日時

  • 1月26日(火)舞踊13:30〜(休憩30分)三線15:30〜  会場1:M.A.P.

<その➂>沖縄芸人お笑いライブ IN 狛江 Vol.2


「新人内さまライブ チャンピオン大会2014」で優勝した“しゃもじ”と
“ジェットカンフル”が、再び狛江にやって来る!

《しゃもじプロフィール》
NHK「オンエアバトル」にも出場した沖縄出身の実力派のお笑い芸人。テレビやラジオ、ライブ、イベントの司会など、マルチな芸人!!
※毎月7~11日は新宿Fu-でマセキ芸能ライブ「パンキッシュガーデン」
《ジェットカンフルプロフィール》
沖縄出身の大心と東京出身の吉田かずとのコンビ。吉田はいくつもコンビを解消してきたが、今回が最後のコンビと頑張っている。
※TV:おはスタ!(テレビ東京)
※ライブ:ニュースタッフライブ・東京ビタミン寄席・東京笑い者 など


開催日時

本祭

よみがえる琉球芸能江戸上り

監督:本郷義明  (2012年69分/ドキュメンタリー)

160年の時を越え、現代に蘇る《江戸上り》
~沖縄の伝統芸能のルーツを辿る~

琉球は古くから武力での外交を廃し、芸能文化の交流や貿易で国を栄えさせてきた。 1609年、琉球は薩摩藩の侵攻によりその支配下に置かれた。琉球国王尚寧とその一行は、駿府の家康、江戸の秀忠に謁見するため二千キロの旅に出る。
当時を描いた一幅の絵巻物から、その「江戸上り」復元され、今160年の時を超えてスクリーンに蘇る。

公式サイト:http://www.mmjp.or.jp/pole2/edonobori-yodore.html


上映日時

名護市民・辺野古の記録「泥の花」

監督:輿石 正  (2014年90分

日本本土と沖縄の構造的差別 沖縄の住民運動とは何なのか

辺野古でのキャンプ・シュワブゲート前での抗議活動、海上でのカヌー隊による抗議活動。 戦争をくぐりぬけてきたお年寄りや、学生、県外からかけつけた人など、様々な人々が様々な形で武器をもたない生身の体で、「生存権」をかけた闘いを続けている。
かりゆしグループCEO平良朝敬さん、稲嶺名護市長、新基地建設に反対する2人の代表の話から「基地がなくては沖縄はダメだ」というトラウマから開放される沖縄の新しい未来がひらかれてくる。
辺野古の海を含む沖縄本島東海岸からは、自衛隊と米軍との密接なつながりと、「戦争のできる国」づくりを猛烈にすすめる日本の姿が見える。

公式サイト:http://www.edic-121.co.jp/w-d0009_doro.html


上映日時



知花昌一・沖縄読谷平和学(1)

監督:西山正啓  (2009年94分

“ゆんたんざ未来世”シリーズ第一弾として制作された作品

『沖縄スタディツアー』は、福岡教育大学の講座の中から始まった。 日、韓、中、ベトナム、豪、10数人の学生たちは、辺野古を訪れ、また読谷村では、強制連行された朝鮮人軍夫の魂を慰霊する「恨(ハン)の碑」を見学する。
旅の終わり、学生たちは、沖縄のチャンプルーな異文化体験、それぞれ違う文化を生きるお互いの友情について、そしてアジアの平和について夜通し語りあう。「まるで外国に来たようだ」と日本の学生。 「自分の国に帰ってきたようだ」とベトナムの学生。韓国の学生がベトナムの学生に、韓国がベトナムにしてきたことを謝罪して涙を流す。ベトナムの学生は「これから仲良くなればいい」と笑う。それは、感動的な場面である。

公式サイト:
http://aaaa810aaaa.wix.com/nishiyamamasahiro#!old/zoom/c13ay/image22v1


上映日時

歌えマチグヮー

監督:新田義貴  (2012年89分

おばぁラッパーズだぜい!

人とひとの絆が薄くなってしまった現代の日本の片隅で、人とひとがディープにつながって暮らしている沖縄のマチグヮー(市場)。大型店の攻勢で活気を失った市場を、音楽をキーワードに盛り上げようと人々が立ち上がる。市場を心から愛する人たちが歌って踊って楽しむ。私たちが幸せに生きていくためのヒントが、そこにあるのかもしれない。いちどは元気がなくなったマチグヮーの笑いと再生の物語。

公式サイト:http://utae-machigwa.com/


上映日時

神々の深き欲望

監督:今村昌平  (1968年175分+休憩

沖縄の孤島で神話的伝統を受けついで生活する人々。
因襲と近代化の狭間で翻弄される彼らの生活を描く。

神話が息づく南の島を舞台に、島を支配する因襲と葛藤する人々を通して人間の生と性を描いた人間ドラマの傑作。現代文明と隔絶しているある南の島。二十数年前、島は暴風と津波が猛威を振るう。嵐が過ぎ去ると、根吉の作っている神田に真っ赤な巨岩が出現していた。島民たちは凶事の原因について話し合い、島の神事を司る根吉が妹ウマと淫らな関係にあるためだと彼らを罰する。そんなある日、東京から技師が開発工事の事前調査に訪れた。しかし、調査はことごとく島民の妨害に遭ってしまう。

公式サイト:
http://www.cinemanest.com/imamura/flabo1/kamigami_5.html


上映日時

沖縄 うりずんの雨

監督:ジャン・ユンカーマン  音楽:小室 等  (2015年148分

私たちは沖縄のことを、どのくらい知っているのだろう?

「老人と海」で与那国島の荒々しくも美しい自然と風土を捉え、「映画日本国憲法」で平和憲法の意義を訴えた、アメリカ人映画監督 ジャン・ユンカーマンが真の平和を求め、不屈の戦いを続けている沖縄の人々の尊厳を描いた渾身のドキュメンタリー。

公式サイト:http://okinawa-urizun.com


上映日時

チビチリガマから日本国を問う!

監督:西山正裕  (2010年104分

沖縄への屈辱的な差別政策に抗議するため
総理官邸前に座り込んだ4日間の記録!

2010年の4月6日から9日にかけて、「チビチリガマ(強制集団死)世代を結ぶ平和の像」を協働で製作した彫刻家の金城実と当時読谷村村議だった知花昌一(現在は浄土真宗僧侶)が、鳩山前首相が公約した普天間基地の県外移設をめぐり、沖縄の主権回復を唱えて、日本国総理官邸前に座り込んだ…

公式サイト:
http://aaaa810aaaa.wix.com/nishiyamamasahiro#!old/zoom/c13ay/image1xbg


上映日時

やぎの冒険

監督:仲村颯悟(撮影当時中学生)  (2010年84分

やぎは食べるもの だから大切に育てたんだ!

小学6年生の裕人は、那覇の街っ子。冬休みを母の田舎で過ごそうと、ひとりバスに乗り沖縄本島北部の村へやってきた。赤瓦のウチナー家に住むのは、やさしいオバアとオジイ、おじさん、同い年のいとこ、そして子やぎのポチとシロ。
ある日、ポチがいなくなっているのに気づいた裕人は、地元の人たちに「つぶされる」ポチの姿を目にする。ショックを受ける裕人を尻目に、今度はシロが「つぶされる」ことに…そのとき、シロが逃げた! 沖縄の美しい原風景、食べて生きることの意味を、当時中学2年生の仲村颯悟がまっすぐに描いた。

公式サイト:http://yaginobouken.hungry.jp/


上映日時

カメジロー・沖縄の青春

監督:橘祐典、謝名元慶福、島田耕   音楽監督:喜納昌吉  (1998年84分
出演: 津嘉山正種、照屋京子、仲村清子 

土地も水も沖縄のものだ
それを勝手に取り上げる米軍は泥棒だ

基地の近くでバラを作る善一。娘の和美は、お気に入りのコンサートの追っかけに夢中でさっぱり家の仕事を手伝わない。小言のついでに、お父さんも昔、追っかけをやったと言って和美をおどろかせる。
善一が高校生の頃、追っかけて歩いたのは、瀬長亀次郎の演説会であった。
「カメジローってどんな人」と和美にきかれるままに、父は娘に、カメジローと出会った青春の日々を語るのであった。

公式サイト:http://cine-oki.jp/product/hanbai_kamejiro.html


上映日時

あゝひめゆりの塔

監督:舛田利雄 (1968年125分
キャスト:吉永小百合、浜田光夫、和泉雅子、二谷英明、乙羽信子、渡哲也 

日活青春スター総出演 明治百年記念 芸術祭参加作品

吉永小百合と浜田光夫。日活青春映画を代表するコンビによる戦争の悲劇を描いた大作。 太平洋戦争末期の沖縄で、軍に協力を余儀 なくされた学徒たち。彼女たちの青春と、それを引き裂く戦争の非情さ。生粋の映画職人でありエンタテイメント派でもある舛田監督は、ひめゆり部隊として 散って逝った乙女たちの青春をリリカルにつづり、そして圧倒的な迫力で戦争の悲惨さをえぐり出す。

公式サイト:http://www.nikkatsu.com/movie/21090.html


上映日時

民族文化映像研究所「奄美のノロのまつり」二本立て

「奄美のノロまつり1 〜加計呂麻島〜」 ドキュメンタリー(34分/1987年) 
「奄美のノロまつり2 〜奄美大島〜」ドキュメンタリー(32分/1988年) 

一年を通して行われる加計呂麻島のノロの神事(旧暦2月、4月、6月、11月)の記録と、男兄弟を守り、家族、島社会を守る奄美大島のノロの神事の映像の二本立て。

公式サイト:
http://blog.goo.ne.jp/usmle1789/e/1ca6a196f9bec32b9d05fed1be04d965


上映日時

  • 1月31日(日) 15:00〜  会場1:M.A.P.
  • 2月6日(土) 13:00〜  会場1:M.A.P.
    ※上映後にライブがあります。
     1月31日は「えぐさゆうこライブ」、2月6日は「YAHISAライブ」を予定。

太陽(てぃだ)

監督:小田大河  (2006年107分

宮古島市誕生記念作品

リストラ、倒産、会社でのいじめ、子供の引きこもり、離婚、いろいろな問題を抱えた5人のオヤジ達が、なぜか沖縄宮古島の鉄人レーストライアスロンに出場することになる。 そこでみつけた本当に大切なものとは、いったい何なのか…

上映後は同窓会のような(?)トークショー!
主人公はダメな5人の男たち。演じるのは峰岸徹、天宮良、柴田義之、俵木藤汰、松澤仁晶の面々。当日はそのうちの何人かの俳優さんと小田大河監督がやって来ます。

公式サイト:http://homepage2.nifty.com/tiida/


上映日時

オバアは喜劇の女王〜仲田幸子沖縄芝居に生きる〜

監督:出馬康成  (2011年90分/ドキュメンタリー)

沖縄のスーパースターのドキュメンタリーであるわけよ…

芸歴65年を迎える沖縄喜劇の女王・仲田幸子。今でも2,000人以上の動員力を誇る劇団“でいご座”の座長として舞台に立ち、ウチナー口(沖縄語)でファンを笑わせる。人を笑わせることに人生を捧げてきた彼女だが、決して笑ってばかりもいられない人生もある。芝居や故郷沖縄のことはもちろん、初めて彼女自身が明かす家族の話、戦争体験……。
娘や孫、芝居仲間らのインタビューを交え、沖縄のオバアたちに笑いと元気を与える仲田幸子という沖縄最強オバアの全貌が明らかになる。

公式サイト:http://www.sachiko-movie.com/


上映日時

琉球カウボーイ、よろしくございます。

監督:當間早志、福永周平、大城直也  (2007年94分

ガイドブックには載らないコアな沖縄人の精神世界

「100%沖縄県産品」映画を国内外に向けて発信するプロジェクト「琉球カウボーイフィルムス」の第1段。3作品オムニバス構成。
沖縄の清明祭を舞台に描かれる「See Me?」
宅配ピザ店で働く青年と不思議な少女のラブコメディ「HAPPY☆PIZZA」
実在した伝説の空手家と少年との交流を描いた「マサーおじいの傘」
沖縄喜劇界の女王 仲田幸子がナビゲーター役として登場。


上映日時

夢幻琉球 つるヘンリー

監督:高峰剛  (1998年86分

「あらすじ」を知っても、この映画の難解さは変わらない…

ある日、別れた男から逃亡中の民謡歌手島袋ツルと空手少年ヘンリー親子が、「ラブーの恋」と題された一冊のシナリオを拾う。それは、メカルという映画監督が執筆した”沖縄の過ぎ去りし日を懐かしみながら未来を言い当てるSF映画”であった。この映画を完成させるべく、ツルとヘンリーはカメラを回し始める…
映画の主人公・ジェームズは、高等弁務官を父親に持つハーフ。アメリカへ留学した彼は、父親が反米活動家であったことという事実を知ってしまったが為に、記憶を抹殺されて強制送還され、やがて再会した母親と入水自殺してしまう。
自らもハーフであるヘンリーは、映画の主人公ジェームズと自分をダブらせるようになり、映画と現実は混乱していく。やがて、映画はタルガニー一座の芝居と一緒に”連鎖劇”として公開され、好評を博すのであった。


上映日時

阿波根昌鴻・伊江島のたたかい

監督:高岩仁  (1998年112分/ドキュメンタリー)

人間は学ばなければ、いくつになっても何も知らない…
教えられなかった戦争 沖縄編

1903年に沖縄本島北部に生まれた阿波根昌鴻さんを語り部として、近代から、江戸幕府、日本政府、太平洋戦争後はアメリカに搾取されてきた沖縄の虐げられた歴史が語られる。
戦後沖縄は連合軍によって占領されるが、その時阿波根の住んでいた伊江島でも、土地や家が米軍に強制接収された。生活の糧を奪われ、栄養失調になる人が出る苦しい状況を見て、阿波根は立ち上がる。
「私たちの土地を返せ」と米軍前で座り込む。この土地奪還運動がしだいに米軍基地撤退要求運動に発展していく。
しかし阿波根の願いは沖縄から米軍基地を無くすことだけには留まらない。阿波根は「平和憲法を世界に広め、地球上から戦争も武器も無くし、そして地球の資源をすべての人に平等に分け合える社会、能力に応じて働き、必要なだけ受け取れる社会を築くまで、この運動を続ける」と語る。


上映日時

サンゴレンジャー

監督:中前勇児  (2013年100分

石垣島の絶景の数々も見どころ!

美しい海と自然が広がる石垣島。 そこには、世界有数のサンゴ礁が広がり、ダイバーや観光客を魅了し続けている。物語は、そんな美しいサンゴを破壊してしまう【橋の建設計画】が浮上する町に、環境省の自然保護官で、正義感の強い主人公・矢島が赴任してくるところから始まる。自らを《サンゴレンジャー》と名乗り、サンゴを守ろうと立ち上がった彼の行動は、のちに石垣島じゅうを巻き込む“大騒動”となることに…。

公式サイト:http://sangoranger.jp/


上映日時



竹富島の種子取祭

製作:民族文化映像研究所/竹富島民俗芸能保存会委嘱 
1980年55分/ドキュメンタリー)

民映研の貴重な記録映像

八重山諸島竹富島の種子取祭は旧暦9月あるいは10月の戊子の日を中心にした10日間行われる豊穣の神に捧げる祭り。昭和52年(1977年)に国の重要無形民俗文化財となる。
ツカサたちによる祈願や多数の芸能がみられる。女性達による空手の演武を取入れた踊りなどが場内の笑いを誘う。鍬を使った踊り、乗馬や鍛冶をモチーフとした芸など生産の場面が楽しく演じられているところが特徴的。もち米、小豆などを大なべで煮るモチづくりは豪快そのもの。
その種子取祭の準備から終わりまでの記録。庭の芸能、舞台の芸能からは13演目を収録。


上映日時

  • 2月4日(木) 19:00〜  会場1:M.A.P.
  • 2月6日(土) 17:00〜  会場1:M.A.P.
    ※上映後にライブがあります。
      2月4日は現在検討中、2月6日は「Milk[弥勒]ライブ」を予定しています。


沖縄/大和

監督:比嘉賢多  (2014年99分/ドキュメンタリー)

「沖縄」と「大和」の間にあるラインとは何か…

「復帰後世代のウチナーンチュは、生まれた頃から米軍基地が生活の近くにあり、沖縄の風習も文化も本来のウチナーグチも知らずに生活してきた。沖縄に対しても大和に対してもギャップを感じてしまう、いわばアイデンティティの拠り所を失った文化的難民状態。 対立した考えや世代、立場の違う人たちに異なった意見を言われるたび、『こっちも正しいかも』とふらつく芯の弱さ…」
そんな揺れ動く監督の心の向こうに、現在の沖縄が見えてくる。


上映日時

  • 2月5日(金) 14:30〜  会場1:M.A.P.
    ※字幕付きで上映します。
    ※上映後、監督のトークを予定しています。


ぼくは写真で世界とつながる〜米田祐二 22歳〜

PD・撮影・構成・編集:貞末麻哉子  (2015年68分/ドキュメンタリー)

自閉症のアマチュア写真家が沖縄を旅した!

米田祐二さんは人とのコミュニケーションに障がいを持つ。
三歳児検診で「自閉症」と診断された。突然奇声を発し、裸足で近所を走り回る野生児のようだった祐二さんは、養護学校の五年生になった頃、母親の携帯電話に付いていたカメラに興味を持ち、それで写真を撮り始めた。
中学二年になって、祐二さんの視力が悪いということが分かる。その時、母・千鶴子さんは、祐二さんが見えにくいものを写真に撮って確認していたのだと気づく。祐二さんの撮った写真は彼自身の教科書であり、言葉では伝えられない想いを母に伝える手段だったのである。

公式サイト:http://www.motherbird.net/~bokutuna/


上映日時

戦場ぬ止み

監督:三上智恵   音楽:小室 等 (2015年129分/ドキュメンタリー)
ナレーション:Cocco 

辺野古沖は包囲され、沖縄は再び戦場になった。

2014年8月14日、大浦湾を防衛局と海上保安庁の大船団が包囲。日本政府は大型巡視船を投入、建設に抗議するわずか4隻の船と20艇のカヌー隊を制圧した。 陸上でも工事を止めようと市民が座り込みを続ける。
沖縄の怒りは臨界点を超えた。11月の県知事選は保革を越えた島ぐるみ闘争に発展。知事選と衆院選で示された民意。しかし国策は止まらない。はたして今、沖縄で本当は何が起きているのか?
厳しい闘争の最中でも絶えることのない歌とユーモア。いくさに翻弄され続けた70年に終止符を打ちたいという沖縄の願いを今、世界に問う。

公式サイト:http://ikusaba.com


上映日時

特別企画 ①

島尾伸三が語る父(島尾敏雄)と母(島尾ミホ)


父 敏雄は福島県相馬の出身、母は奄美加計呂麻島のおひーさま。
そして息子 伸三の複眼は、世界を冷徹に批評している。

島尾伸三氏が語る父と母は嘘かマコトか、文学ファン沖縄ファンならずとも興味尽くせぬ話を聞きながら、上等黒糖酒を味わう? そんな珠玉の時を、一緒に過ごしてみませんか?

※本プログラムは、特に必ずご予約をお願いいたします。

【島尾伸三】
写真家、作家。1948年に神戸で生まれ、奄美大島で育つ。1974年、東京造形大学造形学部写真専攻科卒業。1978年に写真家の潮田登久子と結婚し、ともに中国香港の庶民生活をリポート。 娘は漫画家のしまおまほ。
【島尾敏雄】しまお としお(1917〜1986)
小説家。海軍第十八震洋特攻隊の隊長として、奄美群島加計呂麻島に赴任。島尾中尉は、1945年8月13日に出撃命令、しかし発進の号令を受けぬまま終戦を迎える。 「ヤポネシア」や「琉球弧」など、彼の南島に関する論考は、沖縄を考える知識人たちに大きな影響を与えた。
【島尾ミホ】しまお みほ(1919〜2007)
作家。奄美の加計呂麻島の祭事を司る「ノロ」の家系に生まれ、巫女後継者と目されていた。震洋特攻隊長として島へ赴任してきた海軍士官、島尾敏雄と知り合う。戦後1946年に結婚。ミホは後々まで、白い海軍の正装姿の若き日の敏雄の写真を大切に自室に掲げていた。『海辺の生と死』で田村俊子賞を受賞。


出演日時

特別企画 ②



森口豁 自作を語る


森口豁氏は語る…
内間安男の映し鏡のごとく、“沖縄の十八歳”シリーズは、自画像だった

※内間安男を追った以下の三作品を参考上映します。
●『沖縄の十八歳』(1966.7.21)モノクロ30分
基地の町コザの高校生、内間安男が 祖国復帰請願のため級友たちと戦没者慰霊行進に参加、複雑な思いを抱く。
●『熱い長い青春・ある沖縄の証言から』(1972.8.20)カラー30分
内間安男のタクシー運転手生活から見える復帰後も変わらない基地の島の現実。
●『一幕一場・沖縄人類館』(1978.7.30)カラー30分
内間安男が劇役者として沖縄の苦難の近現代史を風刺豊かに演じ、復帰の矛盾を問う。

《森口豁 プロフィール》
1937年、 東京世田谷に生まれる。56年、高校3年の時に初めて米軍統治下の沖縄本島を訪問。「本土」と沖縄の間にある分断に衝撃を受ける。 58年には大学を中退、琉球新報社に入社して東京支社に勤務、59年に沖縄に移して社会部記者としての活動を始める。 61年から日本テレビの通信員を兼務、63年に正式に日本テレビ沖縄特派員となる。 沖縄の日本「復帰」から2年後の74年、日本テレビ本社に転勤となった後も番組ディレクターとして沖縄に通い続け、90年の日本テレビ退社までに55本のドキュメンタリー番組を制作、そのうち28本が沖縄をテーマとする作品だった。退職後もフリージャーナリストとして沖縄を伝え続けている。


出演日時