あの、夏の日 とんでろじいちゃん

監督:大林信彦  (1999年123分

大林宣彦監督『新・尾道三部作』の最終作。出演:小林桂樹、宮崎あおい 他 「ボク、おじいちゃんと空を飛んだよ。でも、ナイショなんだ。」大林宣彦監督が尾道の鮮やかな青空と共に贈るノスタルジック・ファンタジー。


上映日時

二十四時間の情事(HIROSHIMA MON AMOUR)

監督:アラン・レネ  (1959年91分

広島を訪れたフランス人の女、 広島に住む日本人の男、 戦争の記憶と悲劇をめぐるアラン・レネとデュラスが生んだ最高傑作。ふたりが交わす言葉とその背後に流れる映像に、戦争の記憶がざわざわとさざ波をたて、癒されぬことのない瑕が呼び覚まされてゆく。


上映日時

FAKE

監督:森達也  (2016年109分

『A』『A2』以来実に15年ぶりの森達也監督作。佐村河内守氏の自宅でカメラを廻し、その素顔に迫る。この「ゴーストライター騒動」は、社会全体が安易な二極化を求めていることの徴候と見ることもできる。はたして何が本当なのか? 誰が、誰を騙しているのか?映画は、この社会に瀰漫する時代の病をあぶりだしながら、衝撃のラストへとなだれ込む。


上映日時

天皇と軍隊

監督:渡辺謙一  (2009年90分

9条はなぜ必要だったのか? なぜ天皇制は存続したのか? 昭和天皇と自衛隊を正面から見据えたフランス制作ドキュメンタリー。天皇の貴重な映像をはじめ世界中から集めたアーカイブと、いまや鬼籍に入った政治家の田英夫や中川昭一など国内外の論客による秘蔵インタビューを交え、日本の戦後史を問い掛ける。


上映日時

  • 8月23日(水) 14:00〜  会場1:M.A.P.
  • 8月27日(日) 18:00〜  会場1:M.A.P. ※上映後、鈴木邦男氏によるトークがあります。

第九条P

監督:宮本正樹  (2016年78分

タイトルそのままに日本国憲法第九条に真正面から挑んだ力作。大東亜戦争、日本国憲法成立の歴史、朝鮮戦争、米ソ冷戦、沖縄の米軍基地問題、拉致、核など、多角的に九条の存在に切り込む。果たして、日本国憲法第九条は維持すべきか?破棄すべきか?ハリウッド不朽の名作『12人の怒れる男』のごとく12人の若者が熱い議論を交わす。


上映日時

フリークス

監督:トッド・ブラウニング  (1932年90分

サーカス一座で奇形を見せ物とするフリークスたちの復讐劇を描いたトッド・ブラウニング監督によるカルト・ムービー。公開当時、全米各地で議論を生んだ問題作。 当時、上映中止が相次いだ「FREAKS」それは健常者の優越である。


上映日時

あだ名ゲーム

監督:今井ミカ  (2014年13分

ろう者の中には、伝統的な「あだ名ゲーム」という遊びがある。手話を巧みに活かす秀逸なアイデアのホラー作品になっています。


上映日時

食べる。

監督:今井ミカ  (2014年13分

食べ物を映像として撮影していても、味や匂いはしない。映像とあなたの記憶で、新たなひとつの映像が生まれる。


上映日時

日本心中 針生一郎・日本を丸ごと抱えこんでしまった男

監督:大浦信行  (2001年87分

現代美術家の大浦信行が、1925年生まれの異端的な美術・文芸評論家、針生一郎を主人公に据えたドキュメンタリー。韓国・光州の路地や雑踏の中を歩き回り、日本の自宅の書斎にこもって熱弁をふるう針生一郎。そんな彼の脳裏をよぎる様々な夢想や言説を通して、さ迷える戦後日本の50余年を見つめ直していく。


上映日時

断食芸人

監督:足立正生  (2015年109分

さまざまな解釈を可能とするカフカの著作「断食芸人」を1960年代に“アングラの旗手”として知られ、後にパレスチナ革命に身を投じた伝説的映画監督・足立正生が原作から1世紀の時を経て映像化!カフカ×足立正生 〜混ぜるな危険〜 奇想天外にして遣る瀬無き世の写し絵となる、最強にとんちきで最高に奇天烈なムービーがここに誕生した。


上映日時

赤軍PFLP・世界戦争宣言

監督:足立正生  (1971年71分

若松孝二、足立正生が、カンヌ映画祭の帰り道でレバノンのベイルートに向い、現地の赤軍派、PFLPと共同し、パレスチナ解放のために闘うアラブゲリラの「日常」に迫った伝説的ドキュメンタリー。


上映日時

  • 8月27日(日) 10:30〜  会場1:M.A.P.※上映後、足立正生監督のトークがあります。

9.11-8.15 日本心中

監督:大浦信行  (2005年145分

自ら戦争を体験し、生涯を賭け「戦争とは何か」と自問し続けてきた針生一郎と重信メイ。戦争が人間に与えた精神的な痛みを、美術作品からくみ取っていく切り口は新鮮だ。やがて2人の旅の途中で、9.11同時多発テロが勃発。2人の視線は、さらに未来をも見据えていく。

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上映日時

  • 8月27日(日) 13:30〜  会場1:M.A.P.※上映後、足立正生VS鈴木邦男トークショー

ライブイベント


耳なし芳一、他

出演:篠笛:瀬戸洋平/朗読:高山正樹 

可能な限り照明を使わず、暗闇の中に立ち上がる世界。どうぞ耳を澄ましてください。すると、きっと見えてくる「何か」があります。異界からの風。目が見えるためにかえって見えないモノがたくさんあったということに気づかされます。お~怖い…


日時

イベント

夏休み!おとなもこどもも、みんなで食堂

参加団体:月末食堂/ごはん+居場所 おかえり/みんなの居場所/こどもの多摩里食堂(有志)/フードバンク狛江 

子どもたちに夏休みを元気に過ごしてもらおうと、狛江の食堂系ボランティア団体がコラボします。 こども(18歳まで)無料、おとなは材料費程度。メニューは、そうめんアラカルト、天ぷら、デザートなど。遊びコーナー、音楽や大道芸もあります。
会場にてフードバンクへの食品寄贈を受け付けます。


日時

  • 8月20日(日) 12:30~食事・喫茶コーナーは16時頃まで、遊びコーナーは17時半頃まで  会場2:西河原公民館

監督&ゲストトーク

今井ミカ


1988年12月12日生まれ。 群馬県伊勢崎市出身。小学生の頃から映画監督になりたいという夢を抱きつつ、デフファミリー(ろう者の家族)の中で育つ。群馬県立聾学校卒業し、和光大学大学表現学部に入学する。大学卒業後、香港中文大学ろう者学・手話言語学研究センターへ2年間、研究生として留学し、ろう者学および手話言語学を研究する。帰国後、映像作家として活生きることを決断する。シュアール会社に入社し、手話TVチームディレクターを勤務。現在、手話TVの無料動画配信、多くの依頼を受けて映像制作を活動している。また、入門的なビデオカメラワークショップ、国内や国外での講演など行っている。全日本難聴者中途失聴者団体連合会理事長賞、聾ろうロウデフアートフェスティバルin横浜映画部門最優秀賞、第4回さがの聴覚障害者映像祭 審査員特別賞、第2回アイルランド国際映画祭 短編映画部門最優秀賞など、受賞多数。


日時

足立正生


1939年生まれ。日本大学芸術学部映画学科在学中に自主制作した『鎖陰』で一躍脚光を浴びる。大学中退後、若松孝二の独立プロダクションに加わり、性と革命を主題にした前衛的なピンク映画の脚本を量産する。監督としても1966年に『堕胎』で商業デビュー。 1971年にカンヌ映画祭の帰路、故若松孝二監督とパレスチナへ渡り、パレスチナ解放人民戦線のゲリラ隊に加わり共闘しつつ、パレスチナゲリラの日常を描いた『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』を撮影・製作。1974年重信房子率いる日本赤軍に合流、国際指名手配される。1997年にはレバノン・ルミエ刑務所にて逮捕抑留。2000年3月刑期満了、身柄を日本へ強制送還。 2006年、赤軍メンバーの岡本公三をモデルに描いた『幽閉者 テロリスト』で35年ぶりにメガホンを取り、日本での創作活動を再開。


日時

  • 8月27日(日) 10:30~上映後、13:30~上映後  会場1:M.A.P.

鈴木邦男


1943年、福島県郡山市生まれ。政治活動家。合気道三段。柔道三段。 67年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。在学中から「生長の家」学生会全国総連合(生学連)に所属し、書記長として活動。その後、全国学生自治体連絡協議会(全国学協)委員長。 早稲田大学大学院修士課程を中退して産経新聞社に入社。70年の三島由紀夫事件に衝撃を受け退社。 72年、犬塚博英、四宮正貴、阿部勉らと新右翼団体「一水会」を創設し会長に就任。99年、同会代表を退任し顧問に。 一水会結成当初は暴力的な行動右翼そのもののスタイルだったが、冷戦終結後から「宿敵・左翼の崩壊を危惧する」「左右の超越を訴える」といった独自の立ち位置を確立し、左右の友人と幅広い交流関係を持つ。 著書に『腹腹時計と〈狼〉』『闘うことの意味─プロレス、格闘技、そして人生』『夕刻のコペルニクス』『公安警察の手口』『増補 失敗の愛国心』『反逆の作法』『愛国者は信用できるか』『「蟹工船」を読み解く』など多数。


日時

  • 8月27日(日) 13:30~上映後、18:00~上映後  会場1:M.A.P.